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ペルソナの作り方とは?作る目的やメリット・設定のコツを解説

ペルソナの作り方とは?作る目的やメリット・設定のコツを解説

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ペルソナ設計はマーケティングにおいて活用される概念で、商品・サービスの販売促進にメリットをもたらします。適切なペルソナを作ることで、ユーザーの視点から商品について考えやすくなり、プロジェクトを効率よく進められるでしょう。一方でペルソナ設計に失敗すると、ユーザーが望まない商品やサービスを提供してしまう恐れがあります。

 

では、適切なペルソナを作るにはどうすればいいのでしょうか。この記事ではペルソナを作る目的やメリット、作成のステップやペルソナ設定のコツについて解説します。

 


 

目次

 

1. そもそもペルソナとは?

1-1. ペルソナを作る目的とメリット3つ

 

2. ペルソナ作成の3ステップ

2-1. 仮説を立ててペルソナ作りに必要な情報を集める

2-2. 集まった情報を分析して傾向を探る

2-3. まとめた情報にストーリー性を持たせて人物像を作る

 

3. マーケティングに効果的なペルソナ設定のコツ

 

まとめ

 


 


1. そもそもペルソナとは?



「ペルソナ(persona)」とは、マーケティングにおいて活用される概念で、特定のサービス・商品のユーザー(顧客)の傾向を架空の人物像に落とし込んだものです。商品・サービスの販売促進にあたり、取るべき施策や適切なチャネルを見極めるために使われます。

 

ペルソナは実在する人間のように設定が決まっており、企業のターゲットとなるユーザーの特徴に限りなく寄せて作られています。ペルソナを作成する際にはプロフィールはもちろん、休日の過ごし方や抱えている悩みなど、細かい情報を組み込み、リアリティある人物像を作ることが大切です。

 

精度の高いペルソナを作り、ユーザーの求める商品・サービスの開発に役立てましょう。

 

 

1-1. ペルソナを作る目的とメリット3つ

 

ペルソナは、さまざまな目的で作られています。以下はペルソナが達成できる目的とペルソナを作る3つのメリットをまとめた表です。




 


2. ペルソナ作成の3ステップ


 

ペルソナは架空の人物像ですが、作成する際には想像で作るのではなく客観的なデータを積み上げて完成させなければなりません。では、ペルソナを作成する場合、どのような基準で客観的なデータを集めればいいのでしょうか。

 

ここでは、ペルソナを作成する際に押さえておきたい3ステップと作り方について解説します。

 

 

2-1. 仮説を立ててペルソナ作りに必要な情報を集める

 

ペルソナ作成の際には、自社のユーザーについて仮説を立て検証するために、さまざまな調査をする必要があります。以下はユーザーから集めるべき5つの情報についてまとめた表です。

 


購買決定までの検討手順の情報収集を行う際は、購買決定までのフローや期間の情報もあわせて調査しましょう。

 

また、商材がBtoB(企業間取引)なのかBtoC(一般消費者に対する取引)なのかによって質問内容を変える必要があります。自社の特性や、押さえておきたい項目がある場合は質問を追加するとよいでしょう。

 

 

2-2. 集まった情報を分析して傾向を探る

 

ペルソナ作りに必要な情報を集めた後は、情報を分析してどのような傾向があるか探ります。このステップではユーザーの行動や考え方に似た傾向がないかなど、具体的な考察が求められます。得た情報は以下の2つの切り口から分類し、分析しましょう。



このステップでは分類した情報を箇条書きの形で並べて要素を比較し、1人のペルソナの要素にまとめていきましょう。ただし、単に情報を羅列して取捨選択するだけでなく、ユーザーの生の声やアンケートの自由記述部分まで確認し、気づきを反映することも重要です。

 

 

2-3. まとめた情報にストーリー性を持たせて人物像を作る

 

ペルソナとしての要素をまとめた後は、リストアップした情報にストーリー性を持たせ、ペルソナの人物像を作る工程に入ります。

 

初めにペルソナに対し名前を付けたり、写真を用意したりすると、虚像であるペルソナにリアリティを持たせられます。ペルソナの行動や読んでいる雑誌などを想定し、ストーリーを作ることでリアリティのある人物像が浮かび上がります。

 

完成したペルソナは関係者全員で共有し、マーケティング活動に利用しましょう。

 

 



3. マーケティングに効果的なペルソナ設定のコツ


 

マーケティング活動をする際に、効果的なペルソナを設定するためにも以下の3つのポイントを押さえましょう。





ペルソナが完成した後はマーケティングに関わるすべての方がペルソナを意識し、商品・サービスの開発に携わるようにしましょう。また、ペルソナを初めて使う方や、初めてペルソナを導入する際には事前に説明する場を設け、どのようなメリットがあるか情報を共有するのが大切です。

 

 



まとめ

 

ペルソナとは、マーケティングにおいて活用される概念で、特定のサービスや商品のユーザーの傾向を架空の人物像に落とし込んだものです。

 

「共通のユーザーイメージ」「見込み客の課題」「ユーザー視点」を探るためにペルソナは設計されます。ペルソナを作るステップは、「仮説を立てて情報を集める」「情報を分析して傾向を探る」「情報にストーリー性を持たせて人物像を作る」の3ステップです。

 

効果的なペルソナを設定するには、ペルソナを「1人に絞り込む」「データに基づいて作る」「定期的にアップデートする」ことが重要です。また、初めてペルソナを導入するときには関係者に向けて事前説明の場を設け、メリットについて共有しましょう。



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