top of page

オンプレとは?導入するメリットやクラウドとの選定基準も詳しく解説

オンプレとは?導入するメリットやクラウドとの選定基準も詳しく解説

SecureCube_logo.PNG

会社で“オンプレ”という言葉をよく耳にするものの、それがどういう意味をもつ言葉なのか分からない」という方は、意外と多くいるのではないでしょうか。

 

オンプレとは、「オンプレミス」を略した言葉です。ITシステムの構築・運用における1つの形態であり、もう1つの形態である「クラウド」と度々比較される傾向にあります。

 

オンプレとクラウドは大きな違いがあり、オンプレにはクラウドにないメリット・デメリットもあります。自社にとって適切な形態を選ぶためにはまずオンプレについて理解しておく必要があるでしょう。

 

そこで今回は、オンプレの概要やクラウドとの違いから、オンプレのメリット・デメリット、さらにオンプレとクラウドの選定基準までを詳しく解説します。

 

 


目次

 

1. オンプレミス(オンプレ)とは?

1-1. クラウドとの違い

 

2. オンプレのメリット3つ

2-1. 高いセキュリティを保持できる

2-2. カスタマイズ性に優れている

2-3. 社内システムとの連携がしやすい

 

3. オンプレのデメリット3つ

 

4. オンプレとクラウドの選定基準

 

まとめ

 

 



1. オンプレミス(オンプレ)とは?

 

ソフトウェアやサーバーなどの情報システムを、自社で保有して管理・運用する方法

オンプレとは、ソフトウェアやサーバーといった情報システムを、自社で保有して管理・運用する方法のことです。「オンプレミス(on-premises)」を省略した言葉であり、「premises」は店舗内・構内という意味をもっています。つまり、オンプレはサーバーやネットワークがすべて自社内に設置されており、自社運用で完結できることが特徴です。

 

また、オンプレは最近になって耳にするようになった言葉ですが、実はシステムの構築方法においては従来型のものとなっています。ITサービスが急速に発展し始めた2000年代に新方式であるクラウドが誕生したことによって、方式を区別するためにそれまで主流であった方式を「オンプレミス(オンプレ)」と呼ぶようになったのが始まりです。

 

現在、新規で自社システムを立ち上げる際はオンプレではなくクラウドを選択するケースが多くなっています。

 

 

1-1. クラウドとの違い

 

オンプレ 自社で導入・運用 クラウド インターネットを介してサービスを利用

オンプレは従来型のシステム構築方法であり、現在はクラウドという新たな方法が主流となっています。ここでは、オンプレとクラウドの違いを項目別に詳しく紹介します。

 



クラウドセキュリティとは?リスクやサービスを選ぶポイントを解説



2. オンプレのメリット3つ


高いセキュリティ 優れたカスタマイズ性 社内システムとの連携

オンプレは高いセキュリティを保持しやすく、カスタマイズ可能な範囲が広いなどさまざまなメリットがあります。また、拡張性・親和性にも優れており、業務効率化が期待できる点も魅力と言えるでしょう。

 

ここからは、それぞれのメリットをより詳しく説明します。オンプレの概要について理解できたものの、具体的にどのようなメリットがあるかわからないという方はぜひ参考にしてください。

 

 

2-1. 高いセキュリティを保持できる

 

高いセキュリティを保持できるという点は、オンプレの大きな特徴でもあり、メリットでもあります。

 

オンプレは、基本的に社内ネットワークのみを利用した独自のセキュリティ対策を施せます。外部ネットワークとつなぐこともないため、社内ネットワークという安全な経路のみで通信でき、情報漏えいやサイバー攻撃などのリスクを最小限化することが可能です。

 

また、オンプレは企業の求める基準に応じて柔軟にセキュリティ強化ができます。例えば、金融業界や業界を代表するような大手企業は特に高いセキュリティレベルを保つ必要があるでしょう。この場合、クラウドサービスでのセキュリティレベルでは基準を達せない可能性もあるため、高いレベルのセキュリティ対策を行えるオンプレが適しています。

 

 

2-2. カスタマイズ性に優れている

 

オンプレのもう1つの魅力が、優れたカスタマイズ性です。自社で適切なハードウェア・ミドルウェア・ソフトウェアを選定してITインフラの整備を行うため、自社に必要な機能のみを実装したシステム環境が構築できます。

 

また、実際にシステムを活用する中で万が一不具合や不便が生じた際は、修正作業やカスタマイズも容易に行えます。メンテナンスを実施する日程や時間帯を社内の都合で決められる点も、オンプレならではの大きなメリットと言えるでしょう。

 

 

2-3. 社内システムとの連携がしやすい

 

オンプレは、基幹システム・業務システムなどの既存システムとスムーズな連携を図れる点もメリットです。

 

クラウドは、オンプレと比較して既存システムとのデータ連携が不可能だったり、システム同士の相性確認に多大な手間がかかったりするケースも多くあります。そのため、不便が生じながら既存システムのまま活用している企業もいるでしょう。

 

しかし、オンプレなら新たにシステムを導入しても比較的スムーズに連携・統合ができます。既存のシステム連携・統合には専門的な知識が必要ですが、エンジニアなど知識のある人材がいる企業の場合はよりスムーズに連携を図れるでしょう。

 



 

3. オンプレのデメリット3つ

 

オンプレにはさまざまなメリットがある一方で、コスト面をはじめとしたデメリットもいくつか存在します。導入を少しでも検討しているのであれば、メリットとデメリットを比較しながら検討するとよいでしょう。






4. オンプレとクラウドの選定基準

 

オンプレとクラウドにはそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどちらがよいとは言えません。各企業が求める運用方法によってどちらが最適かは異なります。

 



セキュリティ面や機能面が優れているオンプレは、導入後もシステム運用にリソースを割けるような中堅企業や大手企業などが向いています。一方で、中小企業や小規模企業の場合は、初期コストやシステム運用における負担の大きいオンプレではなく、手軽に運用できるクラウドがおすすめと言えるでしょう。

 

また、近年ではオンプレとクラウドの機能や特性を取り入れた形態も登場しています。まずはオンプレを導入し、いずれはクラウド移行も検討しているのであれば、ハイブリッドクラウド導入を検討してみるのもよいでしょう。

 

 



まとめ

 

オンプレとは、「オンプレミス(on-premises)」の略称であり、ソフトウェアやサーバーといった情報システムを、自社で保有して管理・運用する方法のことです。ITシステムの構築・運用におけるもう1つの新しい形態である「クラウド」とは、導入コストやカスタマイズ性、セキュリティ性などにおいて違いがあります。

 

「CTC」では、オンプレミス環境でありながら自動化ツールによってクラウド環境と同等の利便性をもったソリューション「Hybrid Consumption Infrastructure」を提供しています。使用量に応じた従量課金制(月額課金)となるため、インフラ構築時の初期費用を大幅に抑えながら、サービスとしてITインフラを利用することが可能です。オンプレ製品・クラウド製品のどちらを導入しようか悩んでいるという経営者・企業のシステム部門担当者の方は、ぜひ一度お問い合わせください。

 


bottom of page